労務通信2019年12月号

健康経営

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。

大事な従業員が健康に問題を抱えれば、それは従業員本人だけでなく会社にとってもリスクとなります。

 健康経営への取り組みを健康経営優良法人認定制度(経産省)で「見える化」し、社会的な評価を受けることができる環境が整備されてきています。

 さまざまな制度や補助がありますので、活用を検討してはいかがでしょうか。

■協会けんぽの生活習慣病予防健診

 協会けんぽで実施している「生活習慣病予防健診」は、労働安全衛生法で義務付けられた項目よりも多い項目の健診を協会けんぽの費用補助で7000円程度の費用で受診できるという制度です。

 令和2年4月以降の受診分から、協会けんぽへの申し込みは不要となり、申込書が送付されない代わりに対象者一覧が送付されるように変更になります。

■労災保険の二次健康診断等給付

 定期健康診断の結果、血圧検査、血中脂質検査、血糖検査、腹囲またはBMIの測定のすべての検査項目について異常の所見が認められた場合に、指定医療機関で再検査や特定保健指導を無料で受診することができる制度です。

ご本人が、定期健康診断を受けた日から3か月以内に請求書を提出して手続します。(1年度内に1回に限ります)

■いろいろな助成金制度

従業員の健康づくりを整備していく際に助成金も活用してみてはいかがでしょうか。一例になりますがご紹介します。

  心の健康づくり計画助成金

 事業主の方がメンタルヘルス対策促進員による助言・支援(事業場訪問3回まで)に基づき、心の健康づくり計画を作成し、計画を踏まえメンタルヘルス対策を実施した場合に助成を受けることができる制度です。

 ストレスチェック助成金

 常時使用する従業員が50人未満の事業場が、ストレスチェックを実施し、医師からストレスチェック後の面接指導等を受けた場合に費用の助成が受けられます。

 小規模事業場産業医活動助成金(産業医コース)

 常時使用する従業員が50人未満の事業場が、産業医の要件を備えた医師と産業医活動の全部又は一部を実施する契約を締結し、産業医活動を実施した場合に実費の助成を受けることができる制度です。

さくら中央労務(助成金サポート長野)では、貴社にぴったりの助成金提案から申請までをサポートしております。

様々な助成金がありますので、賃上げ、研修制度、人事評価制度、設備投資等、こんなことをしたいと考えているという段階でまずはご相談ください。

実施してしまってからでは受給できない助成金が多いので、ご注意ください。

(お問い合せ先:TEL 0265-84-1060)

0265-84-1060

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