労務通信2022年3月号

助成金と生産性要件

 助成金の中には、生産性が向上していると助成金額が増額したり、助成率が割増になるものがあります。例えば、「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」では、一人あたり 57万円 → 72万円 と15万円も増額します。

 

割増が行われる「生産性要件」とは・・・

助成金の支給申請を行う直近の会計年度における「生産性」が、

・その3年度前に比べて6%以上伸びていること

または、

・その3年度前に比べて1%以上(6%未満)伸びていること

(ただし、このケースは金融機関から一定の「事業性評価」が必要になるので、注意が必要です)

実際の申請の際には、「生産性要件算定シート」をダウンロードし、入力することで生産性の算定が行えます。

雇用保険被保険者数には、ハローワークで照会できます。


助成金は社会保険労務士の専門分野ですが、損益計算書等を使う場面も出てくるのです。

社会保険労務士と税理士の連携がメリットであると言えるでしょう。

 

新型コロナでの 小学校・保育園等の休業への対応について  ~小学校休業等対応助成金 のご案内~

学級閉鎖や、保育園の休園・登園自粛などで、従業員がお休みをとっていませんか?

10日間ほど休まざるを得なかった…ということもあったと聞いています。

 この従業員のお休みに対して、年次有給休暇ではなく、特別休暇として年次有給休暇と同様にお給料を支払った場合、助成があります。

 コロナの拡大防止のため、安心してお休みしていただけるよう、助成金をご活用ください。

 「年次有給休暇で処理してしまった」「欠勤にしてしまった」という場合も、従業員の同意を得て、事後に特別休暇に振替えることで対象となります。

 3/31までのお休みが対象です。(6月末まで延長となる見込みです。)まだまだ間に合いますので、もしかして該当するかな?ということがあれば、お気軽にご相談ください。

 

さくら中央労務では、貴社にぴったりの助成金提案から申請までサポート  就業規則の無料相談、無料診断もお気軽にご相談ください

0265-84-1060

PAGE TOP